「ロスト・トレイン」中村弦
「ロスト・トレイン」中村弦 新潮社
廃線跡めぐりが趣味の牧村は、同好の士、平間と仲良くなり、地元が同じことから、親しくなる。だがある日、平間は忽然と姿を消す。牧村は手掛かりを探し、彼が失踪前に口にしていた「日本の中にはまだ世に知られていない廃線があり、それを端から端までたどると、奇跡がおきる」という噂の真実を探り始める・・・
ファンタジーノベル大賞作家の中村弦さん。
この賞出身の作家さんはわりと趣味にあうことが多いので、ひととおり読むようにしています(すべてではないけど)
受賞作の「天使の歩廊」も謎の建築家と洋館をからめたファンタジーで面白かった!
で、これも面白かったです。鉄道好き(いわゆるテツ)ならさらに楽しめるかも。
廃線跡の噂をさぐるあたりはミステリだし、後半はファンタジー風味が加わり、1冊で2倍楽しめる感じです。
人はなんのために鉄道に乗るのか?
しみじみとした余韻がただよう作品でした。
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