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「雨のち晴れ、 ところにより虹」吉野万理子

「雨のち晴れ、 ところにより虹」吉野万理子 新潮社


湘南を舞台にした短編集。食事の趣味が合わない夫婦がささいなきっかけから危機におちいり・・・
という短編から始まり、共通する人物がちらちらっと顔を見せるものの
連作短編というほどでもないな、と思っていたら
中盤からはかなり繋がりが出てくる。
そのさじ加減もなかなか楽しめる。

どれも、心暖まる良い話で、冒頭の夫婦の話にしても、非常に共感できてしまうし、それでいながら
うまいぐあいに解決策を取っているという、ありそうで無さそうな、心地よい短編集でした。
中盤からはやや重いテーマが出てくるものの、さわやかさは失われず、すっきりと上手くまとめていた。
読んでよかったなーという気分にさせてくれる本。

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