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「忘れないと誓った僕がいた」平山瑞穂

「忘れないと誓った僕がいた」平山瑞穂  

メガネ屋さんでひとめぼれした店員は、なんと同じ高校の1つ上の先輩だった。 しかし、一緒に遊びにいった遊園地で、彼女は突然消えてしまい、しかも僕も 眠ってしまったのかそのときの記憶がないのだった。 彼女にはある秘密があり・・・
ファンタジーかと思いきやそうではなかった。

彼女、あずさは「消えてしまう」運命の持ち主で、
それをなんとかしたいとジタバタする僕。

この「消えてしまう運命」という設定は非現実的だけど、それを抜きにすれば、男の子が
好きな女の子のために奮闘するという、とてもまっすぐな恋愛小説。ちょっとくすぐったいくらい^^;;

僕、タカシが、彼女のことを忘れまいと記録するノート。
タカシはそれを何度も読み返すのだが、はたして記憶の中の彼女は
「自分の記憶」なのか、それとも「ノートの記述を読んでできた記憶」なのかが
分からなくなってきてしまう。
このあたりは興味深い考えだなあと思った。記憶とか思い出ってなんなのだろう、と
ちょっと考えさせられました。

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