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「レオナルドのユダ」服部まゆみ

「レオナルドのユダ」服部まゆみ 角川書店

レオナルドのユダ

コモ地方の領主の客人としてレオナルド・ダ・ヴィンチがやってきた。 母親を亡くしていた5歳のフランツェスコは、レオナルドに懐く。 師の工房に遊びにゆくフランツェスコと従僕のジャンピエトロ。そこには 美しいけれど弟子としての仕事はあまりしていないサライや、みずからソドマと名乗る 弟子たちがいた。 長じてフランツェスコはレオナルドの弟子となり。。。
淡々と語りが進んでいくので、いったいどこに話が進んでいくのか?と思いつつ 読み進めていったのですが、主に二人の視点から語られるレオナルドの生涯。といったところ。

主な語り手はフランチェスコの従僕ジャンピエトロ、文筆家のパオロの二人。
ジャンピエトロはひたすらレオナルドを敬愛し、しかし従僕という立場上
フランチェスコほどレオナルドのそばにいることが叶わない。
パオロは世の中を皮肉な目で見ている文筆家だが、レオナルドへのライバル心が
あり、正当に評価しようとしていない。

なので少し離れた位置にいる二人からの視点で語られるレオナルド像は
彼の実像を写しているような、少し紗幕がかかったような、、、


レオナルドが偉大な天才だということは知っていたつもりでしたが
さらに美丈夫で、いろんな人から重用され敬愛される存在だったのですねえ。

また同時代にミケランジェロやラファエロがいたということは目からウロコでした。
とくにラファエロの存在は。

ただ個人的には、一人称の語りに・・・が多用されるのがちょっと気になりました。

でも改めて、レオナルドの絵を見たくなりました。たぶん、きちんと記憶にあるのは「モナリザ」「最後の晩餐」
だけなので「聖アンナ」や「聖ヨハネ」「レダ」が見てみたいなあ。そして
先月まで森ビルで展覧会をやっていた『レスター手稿(レオナルドの直筆原稿)』やっぱり見に行っておけば
よかった~~~と後悔(^^;;

それにしても私にとってサライとレオナルドといえば、愛の迷宮で抱きしめて!(by藤本ひとみ)ですね(爆)


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